イタリア・トスカーナ州で近代的な革作りを避けて、昔ながらの植物性タンニンなめしの方法を用い、手間と時間をかけて生産されています。きめ細かい表面の美しさと、それによる発色の良さが人気で、堅牢で味わい深い仕上がりです。
ショルダーという部位を使用しているため、それぞれの製品に個性のある柄が生まれます。「 トラ目」と呼ばれるシワが、経年変化で磨かれることによって、独自性のある濃淡を生み出します。
なめらかで美しい表層部分は繊細さを持ち合わせており、そのため、傷がつきやすいという特徴もあります。少しずつ増える傷もまた、革製品にとっては、個性を彩る歴史となります。